実際に失敗をして損をしたり、自分だけが大変な役回りだったりなど、「損をした」という感情にもいろいろあります。
共通しているのは、何とも言えない嫌なものだということ。
投資の世界でも「損切り」という概念もあるようですが、損を最小限にとどめるためとはいえ、決して気分のいいものではないでしょう。
今回は「損した」という感情とうまく付き合っていくための考え方をご紹介していきます。
その時点での損や失敗という面だけから見ればそうかもしれませんが、未来の同じような失敗や損失を回避したという意味では、もはや損とは呼べません!
損することでうまくいく方法がわかる
それが、実際に何かを高く買ってしまった時なのか、あるいは、自分だけ損な役回りをしていると感じる時なのか、「損した」という気分は、当然ですが嫌なものです。
「損した」と感じている時には、なかなか冷静ではいられないものですが、時間が経って落ち着いてきたら、思い出してみましょう。
よく耳にする言葉ですが、「失敗は成功の母」という言葉もあるくらいです。
「損をした」や「失敗をした」ということは、できないサンプルを見つけることができたとも言えます。
損をしてしまったことを、本当に損のまま終わらせてしまうのか、それともそれを自分の糧にしていくのかは、完全に自分の選択次第です。
まさか自ら望んで失敗する人はいないと思いますが、このように考えると、うまくいっても、残念ながら失敗して損をしたとしても、どちらも自分にとってはプラスのことだと考えることもできます。
また、損や失敗ということに対しても、必要以上に臆病になることなく、物事に対して積極的に取り組んでいけますね。
損を引き受けることで力をつける
もうひとつ同じような感覚で、自分だけが損をしているような状況もあります。
自分がまわりの人の役に立っていることに対しての充実した気持ちはあるものの、そのことに対して自分だけ負担が大きかったり、やってくれるのが当たり前のような雰囲気にまわりがなってくると、こちらとしても、少し寂しい気持ちになってしまいます。
やりがいや充実感というものは、自分がどう感じるかが大切で、本来、まわりの人や環境は関係ないはずです。それでも、その渦中にいて少し感情的になっていたりすると、やっぱり「なんで自分ばかり」という気持ちも出てきてしまうものです。
客観的に見れば「損」な役回りをしているのかもしれませんが、そんな時こそ、損を引き受けることで自分の力をつけていると考えてみてはいかがでしょう。また、こちらが気づいていなくても、意外な人が見ていてくれたりする場合もあります。
何よりも、自分はいつも自分自身のことを見てくれているので、自分のためにその役割を果たしてみる、と考えてみてもいいかもしれませんね。
すべて自分のせいだと考える
実際に失敗して損をした時や負担が大きく自分ばかり損な役回りをしていると感じるような場合、すべて自分のせいだと考えることが、本当に自分が損をしない考え方です。
損を感じている時に、すべて自分のせいだと考えることは、かなり抵抗感があります。
実際、「なんで自分ばっかり」という気持ちは、しょっちゅうですから(笑)。
まわりの人や環境のせいにすることは、その時は楽なように見えても、結局、後から同じような問題が出てきます。どうやら、最終的には同じ問題に直面しなければならないらしい、とようやくこの頃うっすらとわかってきたようです。
とても自分のせいだとは思えないことや思いたくないこともありますが、どうせ後から取り組まなければならないことだとしたら、潔くたった今、直面してみましょう。
近道だと思っていた道が一番遠回りだったなんて、倍損するようなものです。
何かに「損」を感じてしまった時には、それがどんなに認めがたいことでも、すべて自分のせいだととらえることで、結果としてそれが進みたい方向への最短の道になります。
まとめ
損をしたり、失敗した時のショックは大きいものですが、それも積極的に物事と向き合っていたからです。
また、損や失敗も別の面から見れば、うまくいかない方法を見つけたということを意味しています。うまくいかないサンプルを持っていることは、そのことをしなければうまくいくことの可能性が高まるということです。反省は必要かもしれませんが、損をしたと感じる自分を責めずに、チャレンジしていく姿勢は忘れたくないものです。
また、「なんで自分ばかり」などと考えてしまうような時も、損な役回りを引き受けることで力をつけていると考えてみましょう。自分は自分のことをいつも見ていてくれていると考えてみるのもいいかもしれません。
結局、最後には同じような問題に直面するのであれば、そう思った時にきちんと向き合ってしまった方が、結果的には近道です。
苦しい選択かもしれませんが、損や失敗もすべて自分が成功するために起こっていると考えることがでれば、後に残されているのは成功だけでしょう。
どうかその貴重な損や失敗を使って、成功してください!
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