読書好きが考えるオーディオブック活用法

ピース、組み合わせ 読書を楽しむ!

趣味が読書のため、特に雨が降っているような休みの日は、自動的に読書三昧になるケースがほとんどです。

その三昧の内容も、ずっと観たかった映画や読みたかった漫画だったりなど、人それぞれあると思います。

ずっと本ばかり読んでいる中で、驚いたのが最近のオーディオブック。

「聴く読書」などとうたわれていることも多く、あまり気にしていないうちに、レパートリーも豊富になり、使い勝手もいい印象です。

文字を読むことが多かった身としては、聞くことで内容を理解していくことに対して、改めて興味が湧いてきました。

そこで今回は読書好きによるオーディオブックの実体験を通して、そのメリットやデメリットと有効な活用法をご紹介していきたいと思います。

目からでも、耳からでも、どんどん本の世界を味わっていきましょう!

手軽に本の世界に没頭できる

読書好きが感じたオーディオブックの大きなメリットは、手軽に本の世界に入り込めるという点です。

オーディオブックは、イヤホンを装着し再生するだけで、素早く本の世界に入り込めるうえ、頁をめくる必要すらありません。場所もほとんど問わず、手もふさがることがないため、生活のさまざまなシーンで活用できます。本好きにとっても本の世界への選択肢が増えてとても便利です。

本による読書は、じっくり味わったり、内容を吟味しながら読むような場合、時に頁をめくる手を止め、目を閉じながら、読書体験が進んでいきます。もちろん、それが読書の醍醐味なのですが、どうしても静かな場所や集中しやすい環境が必要になるといった制約も出てきます。

オーディオブックで聴く時も、本を味わう時と同様に目を閉じることで、よりその世界に没入しやすくなります。むしろ、目を閉じることが必須とさえ言えるかもしれません。ただし、気づいたら違う世界に行っていたなんてことが何回かあったことを、ご参考までにご報告させていただきます。

少し歯がゆいところは、読むペースの強弱をつけにくい点です。本で読む場合、話の流れや自分の理解度に合わせて、自分で読むペースを変えたり、何回も同じ文章を読み返したりでき、自由自在です。オーディオブックの場合は、読むペースを設定できるとはいえ、こちらの瞬間、瞬間の理解度や気持ちを汲み取ってペースの強弱をつけるのは、本と同じようにはいきません。

オーディオブックが若く有望で、何でもこなせる総合力が高いユーティリティプレーヤーだとしたら、本は往年の名プレーヤーといったところでしょうか。総合力の高さはオーディオブックに軍配が上がるかもしれませんが、粘り強いプレーや全体を把握したうえでの的確なポジショニングなど、派手さはないものの生活に欠かせない存在が、本での読書です。

「隙間時間」を有効活用できる

オーディオブックは、通勤中や車でのドライブ、あるいはランニングの時など、聴きたい時にはどんな時にも再生できます。本のように持ったり、頁をめくったりする必要もないので、生活の中で考えられるシーンにとてもよくマッチし、さすが高いユーティリティを誇るプレーヤーだけあります。

使い勝手がいいオーディオブックは、どんなシーンでも高い水準でその能力を発揮しますが、特に生活の中の「隙間時間」を有効に活用していくことができます。

このように優れた能力であれば、もう言うことはないと思われるかもしれませんが、読書好きという厳しい解説者の目線からすると、まだ粗削りな部分があります。

一番の難点は、なかなか内容が頭に入ってこないケースがあることです。読書と同様に静かで、落ち着いた環境であれば、そこまで苦しむことはないかもしれません。

ただし、ふとした瞬間に「今日の夕食は何食べよう」などの雑念が入ってくると、あっという間に話の展開から置いていかれます。もちろん、読書の途中でもそのようなことは起こりますが、そこはベテランの強みで、気づいたら比較的短時間で気分がそれてしまった場所まで戻ることができ、迅速なリカバリーが可能です。一方のオーディオブックは、聴いていた元の部分まで戻るのが意外と時間がかかり、いかに自分が真剣に聴いていなかったのかを痛感します。

「隙間時間」と「ながら」の最強ペア

読書好きとしておすすめするオーディオブックの活用法は、「隙間時間」と「ながら」の組み合わせです。

これはと感じたものは、自分にとって大事な内容を覚えておきたいような時です。全体のエッセンスを忘れてしまわないよう常に意識しておくために、「隙間時間」を活用しながら、通勤やドライブ中など「ながら」で繰り返し聴いていくことは、自分にその内容を刷り込んでいくという点で、自分の中に内容が残りやすいと感じています。

理想としては、本でも同じ内容を読み、さらにオーディオブックでも反復していくという方法が、一番理解できたという実感がありました。

しっかり内容を解釈したい場合などは、読書の方に分があります。もちろん個人差はあると思いますが、自分のペースで読み進められ、きちんと咀嚼できるという点は、やはり本というベテランが持っている深い味わいです。

特に集中力が求められる大事な試合であれば、若手とともに、ベテランの起用も選択肢の中に入れておいた方がいいでしょう。

まとめ

読書好きが考えるオーディオブックのメリットとデメリット、およびその効果的な活用法についてです。

1. メリットは、いつでも、どこでも、手軽に本の世界に没頭できる点です。その高いユーティリティは、生活の中でのさまざまなシーンと相性がいいので、「隙間時間」で本の世界を味わう選択肢を広げてくれます。
2. デメリットは、集中力が低くなってしまうと、話の流れからあっという間に置いていかれてしまうことです。また、個人差はありますが、人によっては本よりも集中することが難しい場合や内容が入ってこないこともあります。
3. おすすめの活用法として、特に自分にとって重要な内容を覚えたいような場合は、「隙間時間」とほかの行動と組み合わせる「ながら」のセットで、より効率的に時間を活用できるでしょう。本での読書を併用するとさらに有効です。

ポイントはその起用法。使い方がよければ、本以上にその能力を発揮しますが、すべてのケースで万能だということはなさそうです。

ベテランである本と併用していくことで、より効果的に内容を吸収していくことができます。

結論としては、たまには本も読んでくださいね、ということです(笑)。

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