読書が趣味ですが、本そのものも好きで、特に本屋さんにいると、妙に落ち着きます。
本に個性があるように、本屋さんにも個性があって、それぞれ味わい深いものがありますね。
最近では読書をしたい場合でも、本という選択肢以外もどんどん増えてきています。電子書籍に加え、オーディオブックも充実してきており、テクノロジーの恩恵を感じるこの頃です。
個人的には、いまだに読書といえば本というタイプなのですが、それでも少しずつ電子書籍での読書やオーディオブックを活用するケースも間違いなく増加傾向。
そこで今回は、読書好きが考えるオーディオブックをおすすめする理由をご紹介します。
オーディオブックを活用すると時間が2倍になるかもしれません!
理由1 場面を問わない
オーディオブックの魅力は、場面を問わないというその使い勝手のよさです。
本や電子書籍の場合、特に集中したい時などは、ある程度静かな環境が前提となりますが、オーディオブックは、ただイヤホンを耳に装着するだけで、そこまでまわりの音や環境を気にしなくてもいいところです。
また、リアルな本などは、頁をめくったり、電子書籍の場合は画面を操作したりなど、いくらかの手間は出てきます。
一方、オーディオブックは、音楽を聴くようにただ耳を傾けているだけでいいというのは、本好きからすると、悔しさ半分、うらやましさ半分、といったところでしょうか。
ただし、穏やかな音楽を聴いていて、ついうっとりとしてしまうことがあるように、あまりにも心地よいシチュエーションでオーディオブックを堪能しようとすると、受け身である分だけ、聴いている内容とはまったく別の世界へと誘われてしまう可能性がある点は、注意が必要です。
本や電子書籍の場合も、特に難解な内容だったりする場合は同様の結末が予想されますが、頁をめくる、操作をするという動作が必要になるため、多少は踏みとどまれる可能性が高くなると思われます。
いずれにしても、目を閉じても世界を堪能できるという点は、動画もかなわないところでしょう。
本好きとしては、なかなか複雑な心境になってきました。
理由2 「ながら」ができる
いわゆる「ながら」ができる点は、オーディオブックの一番の魅力かもしれません。
この点は、本も電子書籍もまったく太刀打ちできないところで、どんなに「ながら」をしたくても、あまり効果的でない場合が多いと言えるからです。
ところが、オーディオブックの場合、例えば車でドライブを楽しみながらラジオや音楽を聴くようにその内容を理解し味わうことができます。それが、仕事に関することでも、資格の勉強のことでも、純粋に楽しみのための小説だったとしてもです。
本なども、ラジオや音楽を聴きながらという可能性はあります。「ながら勉強」などは学生時代などに多くの人が経験していることだと思いますが、あくまでもそれは聞き流しで、メインは教科書なり参考書だったはずです。
「はずです」ときっぱりと断言できない理由は、気がつくとほぼ音楽やラジオの内容がメインになっていた経験がほとんどだからです(笑)。
もちろん、音楽を聴くことで集中できるという人や、ラジオの内容が気にならないほど勉学に没入していた人も中にはいたと思いますが、残念ながら、文章を読むという行動と別の何かの行動の組み合わせの相性は、どんな時でもいいとは言えません。
薪背負って歩きながら書を読んでいる像でおなじみの二宮尊徳のような志の高い先人もいたようですが、歩きスマホなどが注意されてしまう現代では、そのマネだけはしない方がいいでしょう。
理由3 高いユーティリティ
「ながら」の応用編ともいえるものですが、さまざまな活動と相性が良く、そのユーティリティの高さも抜群です。
例えば、ランニング×オーディオブックという組み合わせです。ランニングで身体を鍛えつつ、同時に自己啓発的な内容などで自分のマインドを鍛えていけば、どれだけ意識が高いかわかりません。
その組み合わせはシチュエーションの数だけあるものでしょう。以下のような感じです。
オーディオブックを活用すると、さまざまな活動と併用できるので、時間が倍になると言ってもいいかもしれません。
このような現実を目の当たりにしてしまうと、残念ながら、本の頁をそっと閉じて、ただ沈黙しているしかなさそうです。
もちろん、本などの場合でも強引に実行すればできるものも中にはあるのかもしれませんが、どこまで内容がともなうものかは甚だ疑問ですし、ほとんどが意地ともとらえられます。危険なケースがほとんどかと思いますので、実行に移すのはやめておきましょう。
まとめ
本好きが考えたオーディオブックをおすすめする理由は、以下の3つです。
まずは、その場面を問わないという使い勝手のよさです。頁をめくったりする動作は必要なく、イヤホンを耳に装着すれば、まわりの環境に左右されずにその世界に没頭できる点は魅力です。
また、「ながら」ができるという点も、本や電子書籍では実行するのが難しく、ランニングなどと併用することで、忙しい現代人にとっては便利なツールになります。
「ながら」の応用編としては、人それぞれのシチュエーションでさまざまな組み合わせが可能になるというのも、大きな利点でしょう。時間もより効率的に活用することができます。
さすがの本好きも、オーディオブックの魅力は認めざるを得ないようです。
でも、これは、本好きとってマイナスなことではなく、読書体験の幅が広がるという意味では、歓迎すべきことなのかもしれませんね!
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