読書が趣味で、自分なりのペースで、本を読むことを楽しんでいます。
本を読んでいると、まったく予期しないタイミングで、自分の人生観をがらっと変えてしまう言葉に出会うものです。こちらが準備をしていない状態だからこそ、その衝撃もより大きくなるのかもしれません。
おそらく、読書好きは誰しも同じような経験をしているはずです。
そんな深い人生経験をもたらす読書を味わわないのは、少しもったいない気がします。
そこで、本を読もうと思いつつも、何度か挫折してしまった人に、読書への抵抗感を減らして、習慣につなげていく考え方をご紹介します。
人との出会いが人を変えてしまうことがあるように、自分にぴったりな本との出会いは、あなたの人生観を根底から変えてしまうかもしれませんよ!
自分でハードルを上げない
読書に抵抗感がある人は、本を読むことに対して「頭に入ってこない」や「面倒だ」といったような思いを感じていることでしょう。
そして、そんな気持ちが積み重なっていくうちに、「読書は自分に向いていない」という結論を抱くようになってしまったのかもしれません。
心配ご無用です。
読書は何か特別なものではなくて、その体験は誰でも味わえるもの。むしろ、自分自身で勝手にハードルを上げない方がいいかもしれません。
本は難しいというのは正確ではないようです。単に、自分にとって難しいと感じる本が数ある本の中にはあるというだけです。
読書が好きでも、内容が難しくて、なかなか頁が進まないことはよくあります。また、実際に、途中で読むのを諦めるような場合もありますね。
面倒だというのも、当てはまらないと思います。例えば、マンガをむさぼるように読んだ経験は、誰にでもあるはずです。
まずは安心して、読みたい本を手に取ってみてください。
ジャンルや読み方は何でもいい
このように言ってしまうと、身もふたもないですが、ジャンルや読み方は何でもかまいません。
自分が「読んでみたい」と感じた本が、今、あなたが読むべき本です。少なくとも、読書好きとしては、「この本読んでみたい!」という感覚をいつも大事にしています。そこには他者が入ってくる余地はなく、自分が読みたいかどうかだけでいいのです。
本屋さんをブラブラしていても、その時に読みたい本や読むべき本は、慣れてくると自然にわかってきます。そんな偶然手にする本の中から、人生観を変えてしまうものが出てくるのです。
ECサイトなどでも、本屋さんと同じようにブラブラしてみてもいいかもしれません。おすすめの本や関連する本なども出てくるので、読みたい本が見つかる可能性が高まります。
また、本ではなく電子書籍の方がしっくりくるのであれば、電子書籍で読みましょう!
細かいことは気にしないで、自分の中の「この本読んでみたい!」という感覚を大切にしてください。
合う合わないはある
ある人がいいと言っていた本も、別の人が読むとそれほどでもなかった、なんてことはよくある話です。実際、何度も同じような経験をしています。
本と人との間にも相性があります。それは、人と同じように、本にも個性があるからでしょう。ある本が自分には合わなかったからと言って、読書そのものまで諦めることはありません。
出版される本の新刊は、毎年数万点にのぼるそうです。これまで出版されてきた本の数も加えると、それこそぼうだいな冊数になります。それだけあれば、必ず自分に合った本があるはずです。
どうぞ、気長に探してみてください!
自分のペースでいい
よく、本を読むのが速かったり、速読なんかが話題になることがありますが、気にすることはありません。
読書が趣味ですが、読むスピードはとても遅いですね。でも、遅いことで何か支障を感じたこともないのです。
読書の意義はそれぞれの人が感じるべきもので、その体験自体も速いからいいとか、遅いからダメというようなものではありません。
むしろ、読書をじっくり味わう方がより豊かな時間を過ごしていると言えるでしょう。
実際、面白い本などは、残りの頁が少なくなってくると、残念な気持ちにすらなるものです。これは、読書に限らず、どんなことでも同じですね。楽しみにしていた映画を、早送りをしてまで時短で観たいとは思いませんから。
読むペースが遅いことが、本を読まないことにはつながりません。どうか自分のペースでゆっくりと味わってみてください!
読書に正解はない
本を読む時間は、静かに自分と向き合う時間です。また、その本の著者と向き合う時間でもあります。
一冊の本には、その本を書き上げた時点での著者の人生が凝縮されています。著者の貴重な気づきや考えを読者が受け取り、少しずつ自分のものとしていく読書の過程は、著者との対話にも例えられます。
読書が、読み手と書き手の一対一の人間関係である以上、そこに正解はありません。
リアルな人間関係と同じように、結局は自分なりのやり方しかないと思えれば、ある意味では気楽に本を読みはじめられるのではないでしょうか。
マンガを読むことは読書ではない、というようなことを耳にすることありますが、作者と一対一で向き合い、考えや思いに触れていくという点で、充分読書だと思います。むしろ、その読書体験から、何を感じたのかということの方が大事です。
読書に正解はありませんよ!
まとめ
読書が苦手な人が本を読むことを身につけるための5つの考え方です。
本や読書に対して、「とっつきにくい」というイメージを持つ必要はまったくありません。
シンプルさにこそ、物事の本質が宿っているものです。
読書で出会う心を動かされる言葉も、決して難しい表現の中にあるのではなく、簡潔さの中にあることがほとんどです。
自分が感じる「読んでみたい!」という気持ちを大切にして、ぜひ、自分の人生観を変えてしまうような一冊を見つけてください!
あわせて読みたい>>>読書を気ままにおすすめする2つの理由
コメント