自分はこのままで大丈夫と思っていても、相手はこうしてほしいという期待があったりして、人との距離感って、なかなか難しいものです。
そんな時、お互いに相手のことを変えようとしてしまいがちですが、変えられないものを変えようとしている時点で、余計に話がこじれてしまいます。
普段は大丈夫なのに、忙しくなってきたりすると、ついまわりを変えたくなってしまう、そんな時に思い出したい考え方をご紹介します。
自分を変えることが、結局、まわりを変えていくことにつながります!
変えられるのは自分だけ
変えることができるのは自分のことだけです。普段はわかっていることでも、少し心や環境が不安定になってくると、まわりの人をコントロールしたり、変えたりしたくなる気持ちが出てきます。
そんなことをしても疲れるばかりで、本当の解決にはなりません。実際、お互いに嫌な気持ちになるだけで、何も物事が進展していないことがほとんどでしょう。
責任を取ることができるのは自分自身のことだけです。相手がこちらをコントロールしたくてもできないように、こちらも相手のことを思い通りにすることはできません。
変えることができるのは、どんな時でも自分自身しかいないのです。
そのかわり、自分の思い、言動、行動、習慣といったものは、すべて変えることができます。
できることを変えずに、できないことを変えようとするのは、時間の無駄でしかありませんね。
自分の感情は自分に責任がある
いつもは自分自身ときちんと向き合っていても、時として相手の言動や行動に心をとらわれてしまい、今イライラしているのは相手のせいだと思ったり、逆に、自分のせいで相手の機嫌が悪いと感じてしまう時があります。
どんな場合でも、自分自身の感情だけにフォーカスするという視点を持つことが大事です。
相手がどのような感情を抱こうとも、その感情を選び取っているのは相手です。相手が感じたいように感じていることを、こちらの思い通りに変えようとすることこそ、傲慢なことでしょう。それは自分が相手の立場になって考えればあきらかです。誰もほかの人から、どう感じるべきかの指示は受けたくないですからね。
逆に言えば、自分の感じている感情は自分に責任があります。自分の感情が不快なのだとしたら、まわりの誰かや環境のせいではなく、自分がそのように感じていることを、自分自身が許してしまっているからなのです。
人は、瞬間、瞬間に浮かんでくる感情そのものをコントロールすることはできませんが、浮かんでくる感情ときちんと向き合った時点で、それをどう取り扱うのかは自分で決めることができます。むしろ、自分自身にしか、どんな感情を抱いていたいのかを決めることはできないのです。
怒りや不安など、どんなネガティブなものでもそれは自然な感情ですが、そのような感情を自分が今感じているのだとわかれば、気づいた時に感情と一緒になって行動してしまうようなこともなくしていくことができます。
自分がどのような感情を抱いていたいのかは、最終的に自分次第だとあらかじめわかっていれば、心も楽になりますね。
自分にしか影響を与えられない
まわりの環境がどうであっても、そのことを自分がどう受け止め、どう行動しながら、変えていけるのかという点が大切です。
今はできないことであっても、自分の思いだったり、言動や行動などを変えていくことで、自分が望んでいる結果が得られる可能性が出てきます。
自分に影響を与えることでしか物事を変えることができないということからも、人は相手ではなく、自分自身の中にある問題としっかり向き合うしかありません。
やはり、変えるべきはほかの誰かではなく、自分自身しかいないんですね。
まとめ
自分は自分と思っていても、ついまわりの人の行動や態度をコントロールしたいと感じてしまうようなタイミングがあります。そんな時に思い出したいポイントが以下の通りです。
このように考えることで、自分が本当に取り組むべき問題に集中しやすくなります。
どうせ自分しか変えられないのであれば、自分をしっかり変えて、少しでも自分が望んでいる方向に変化していけるといいですね!
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