選択を間違った時の考え方

霧、迷い 生活を味わう!

仕事を辞めるのか、辞めないのか。

昼食では何を食べるのか。

決断と呼べるような大きなものから、日々のささやかな選択まで、毎日が選ぶことの連続です。

「あっちの方がよかったかな」

後から考えて、こんな風に思うことってありますよね?

それが人生が関わるような大きな選択だった場合、昼食のチョイスを間違った時と同じように受け流すのは、難しいものです。

選択を間違ったかもしれないと少し後悔が混じるような時の考え方をご紹介します。

正しいとか、間違いとか、簡単にはわかりません。

今だけで判断しない

人はあれこれ選択に迷い、悩みの中にあると、どうしても視野が狭くなりがちです。

選択した後も、選んだ道が間違いだったのではと感じ、実際はそこまでひどい選択ではないものの、やはり失敗だったという思いを強くしてしまいます。

「逃がした魚は大きい」

そんな感覚でしょうか。

われわれは、いかなる選択もそれが正解であるとか間違いであるとか簡単に決めつけるべきではないとくりかえし強調してきたが、むしろ失敗と思える状況に置かれたときこそ重要なのである。

引用:植島啓司『生きるチカラ』集英社

そもそも、何が成功で何が失敗なのかは、なかなかわからないもの。

まして、今という未来がわからない地点から選択する以上、正解など選びようがないものです。

今の自分が正しいと感じることが、未来の自分が正しいと感じるとは限りません。

何色なのか簡単に判別がつかないグラデーションの中から、その時々に応じて自分が納得した色を選択していくしかないのだと思います。

選択を正しかったと感じられるようにしていく

失敗したくないからと言って、選択をしないという行動を、時に選んでしまいがちですが、選択をしないという選択も、ひとつの選ぶという行動です。

だから、とりあえず進んでいくしかないんですね。

それが少しくらい後ろ向きであったとしても、選択して進んだことに違いはないですから。

むしろ、選択した道が正しかったと未来の自分が感じられるようにしていくことこそ、大切なのかもしれません。

まとめ

何が成功で、何が失敗かは、簡単にはわからないものです。

だからこそ、その時点で決めつけることなく、自分が納得できることを選択して、進んでいくしかありません。

また、自分が選択したことを後から正しかったと感じることができるようにしていく試行錯誤のプロセスこそが大切です。

迷った時には攻略本を見れば解決するような気楽さがほしいけれど、それはそれで味気ない人生なんだろうなあ。

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