まったく動じないように見えて、実は内心とても傷ついている。
笑顔で取り繕っているけど、心の中では泣いている。
そんな頑張り屋さんな人ほど、人知れず静かな戦いを、毎日続けているのかもしれません。
大丈夫なふりをして、全然大丈夫ではない。
そんなことが続いていませんか?
最近メンタルが落ち込み気味だなと感じた時の考え方をご紹介します。
頑張りすぎな自分を、もう少し優しく見つめることができるはずです。
傷つくから人に優しくなれる
会社で働いていると、上司と意見が食い違ったり、同僚との微妙な人間関係など、いろいろ気にかけることが多いものです。
時に、辛辣な言葉や聞きたくもない悪口や陰口に遭遇し、傷つくようなこともあるかもしれません。
傷ついたり、悲しみを経験したりすると、むしろ人は優しくなるものだ。周囲に対しても、傷ついたことや悲しみに関することを見せないように気を遣う。
引用:森博嗣『正直に語る100の講義』大和書房
いつも自分の胸の内にとどめておくのが得意な頑張り屋さんは、まわりに言わないだけで、一人で抱え込んでいることがたくさんありそうです。
人に見せないという自分の優しさを認める
経験する苦しみや悲しみは、人それぞれあるものです。
大きい、小さいなどと比べられるようなものでもありませんし、他人が簡単にどうこう言えるものでもありません。
結局、感じる苦しみや痛みを自分のこととして、自分がしっかりと受け止めるしかないんですね。
では、その苦しみや痛みを抱えた時、どのような行動を自分はしていくのか?
自分の不運を嘆いたり、誰かのせいにすることもできます。
でも、頑張り屋さんは、自分が感じている苦しみを同じようにまわりに感じさせないように配慮し、そういう態度を選ぶというそのことで、その優しさを体現しています。
細やかに心を配るその優しさを、まわりに対してだけでなく、できれば、自分自身に対しても同じように向けられるといいと思うのです。
まとめ
仕事をしていると、さまざまな人間関係を通し、傷ついたり、苦しんだりするものです。
特に、まだ大丈夫と無理をしてしまう頑張り屋さんほど、一人で抱え込んでしまいがちです。
でも、それは、まわりに同じ思いをさせなという気づかいからで、まわりに対する優しさが表にでたものです。
まわりに対してだけでなく、そんな自分に対する優しさも大事にしたいですね。
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