人生がわからなくなってしまうことってありませんか?
迷ってばかりで人生の迷子です。
順調な時には、あれこれ考えなくても、何となく自動運転でそれなりに物事が流れていくもの。
考えるようになるのは、風向きが変わり向かい風になるような時で、この先どうなってしまうのだろうと、将来のことを考え出すと不安になってしまいますよね?
そんな先の見えない、漠然とした不安を感じるような時の対処法をご紹介します。
わからないことを楽しむことが、生きるうえでの秘訣のようです。
未来はわからないからこそ面白い
未来に備えて、人生設計をしたり計画を立て準備をするのは、「転ばぬ先の杖」という言葉もあるように、とても大切です。
まずは、自分自身でしっかりと立つという姿勢は大事でしょう。
でも、そもそも将来のことは誰にもわからないものです。
わからないからこそ、将来に向けて備えるわけですが、どこかで線引きをしてあげないと、自分が苦しくなるばかりで、つらくなってしまいます。
適度に備えつつも、「あとはわからないことを味わってみよう」と考えてみてはいかがでしょうか?
不確実なことが生きること
人生に安定を求めてしまうのは、人としてやむを得ないことかもしれません。
だからこそ、そのような特性があるということを認識して、意識的に生活するようにしなければならないのでしょう。
不安定さを避けたいという気持ちはわかりますが、そこばかり追い求めてしまうと、過剰に不安を感じてしまうことになりかねません。
むしろ、不確実な中で生きることが人生のフォーマットだと腹をくくれば、変なプレッシャーをそこまで感じずに済みます。
「諸行無常」
言葉だけだとはかないニュアンスばかりが先行してしまいますが、「すべてのことは移ろいやすい」と少し心にとめておくと、不思議なほど仕方がないと感じられるものです。
今にしっかり立つ
ちょっとでも油断をすると、人の心は、過去に対する後悔や未来への不安など、すぐにあちこち飛んでいってしまいます。
これもある程度仕方のないことかもしれませんが、ほどほどにしないと、「今を生きる」ということが、おろそかになってしまいます。
昨日に今日を積み重ねない。大袈裟にいえば歴史にしないということだろう。
引用:玄侑宗久『禅的生活』筑摩書房
まずは、今という地点にしっかりと軸足を置いて、目の前のことに集中していないと、すぐに未来への不安に、飲み込まれてしまいます。
今にしっかりと立って、不安を見返すくらいがいいようです。
まとめ
将来のことがわからないと不安になってしまうのは、人として仕方のない面があります。
堅実な人生設計や未来に備えての計画は大切です。
ただし、必要以上に不安を感じてしまっては、人生を楽しむことができなくなってしまいます。
わからないことを楽しみながら、不確実な人生というフォーマットを理解して、今にしっかり立つことを意識するだけでも、未来への不安はだいぶ軽減されるはずです。
しっかりと今を生きることの繰り返しが、やがて素敵な未来へとつながっていきます。
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