今の仕事とは違う分野に転職したい。
やりたいことがたくさんある。
自分の天職がわからない。
転職回数が多くてそのことがコンプレックス。
こんなふうに思ったことってありませんか?
そう思ったのなら、あなたはもしかすると「マルチ・ポテンシャライト」かもしれませんよ。
マルチ・ポテンシャライト?
確かに聞き慣れない言葉です。
それでは今回は「マルチ・ポテンシャライト」についてご紹介していきます。
やりたいことがたくさんあったり、転職回数が多いことは、ネガティブなことではなくて、あなたがどんな人であるかのサインであり、武器となるものです。
「マルチ・ポテンシャライト」とは?
そもそも「マルチ・ポテンシャライト」とは、どんなことを指す言葉なのでしょうか?
●マルチ・ポテンシャライト:さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人。
引用:エミリー・ワプニック『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』長澤あかね訳、PHP研究所
「マルチ・ポテンシャライト」がいろいろな分野に転職するのも、さまざまなジャンルへの興味や関心が高いからなんですね。
それは、ある一つの分野にしぼれず軸がブレているのではなく、しぼれないほどたくさんのことに対して興味がある好奇心が旺盛な人だからこそ。
何だかワクワクしてくる素敵な定義です。
「マルチ・ポテンシャライト」の活かし方
「マルチ・ポテンシャライト」ならではの特長としては、多くの分野に興味や関心があるという、まさにその幅広さにあります。
おかげで私たちは、分野と分野の関連性について、深い知識を得ることができる。それが、私たちの専門分野なのだ。
引用:同上
分野と分野の関連性について、深い洞察を得ることができ、それが「専門分野」といえるものになっているんですね。
その幅広い興味を活かして、さまざまな分野を結びつけたり、統括したりできることは、大きな武器となります。
むしろ、世間の目に負けないで、「マルチ・ポテンシャライト」の特長に自信を持ち、どんどん育んでいきたいところです。
「マルチ・ポテンシャライト」の生きにくさ
「マルチ・ポテンシャライト」は、社会の中でまだまだ理解されておらず、生きにくさを感じることも多いようです。
あなたはおそらく、多くのことに手を出す人間への、世間の目にはもう慣れっこだろう。そう、私たちは世間から見れば、「一つのことに打ち込めない」という致命的な欠陥を抱えた怠け者なのだ。
引用:同上
転職に対するイメージは、昔と比べるとマイナスに受け取られることが、だいぶ少なくなってきていると思います。
時には、その人が優秀だから転職ができると前向きに評価をしてくれる人もいますね。
それでも、転職回数が多いというのは、少し居心地の悪さを感じてしまう雰囲気が、まだまだ残っていると感じます。
このようなまわりの空気感が、「マルチ・ポテンシャライト」が生きにくさを感じるところなのでしょう。
「マルチ・ポテンシャライト」には4つのタイプがある
ひとくちに「マルチ・ポテンシャライト」と言っても、さまざまなタイプがあるようです。
マルチ・ポテンシャライトにとって理想的な、ただ一つのキャリアなど存在しない。でも、一つ気づいたことがある。それは、幸せなマルチ・ポテンシャライトの大半が、次の4つの働き方のどれかを採用していることだ。
引用:同上
たった一つのキャリアというものはありませんが、大きく分けると、4つの働き方のモデルがあるようですね。
もちろん、人の数だけその個性があることを考えれば、人それぞれ生き方も違って当然です。
それでも、どんな生き方をしていいのか身近にそのお手本が少なく、迷いがちな「マルチ・ポテンシャライト」にとって、ほかの人がどのようなアプローチをしているのかは、とても参考になるものです。
まとめ
「マルチ・ポテンシャライト」について、わかったことのおさらいです。
自分はそうではないと思った人も、あなたのまわりに「マルチ・ポテンシャライト」な友人がいたら、あたたかく見守ってください!
自分はそうかもしれないと感じた人は、自分なりの「マルチ・ポテンシャルライト」な生き方を、楽しみながら進んでください!
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