仕事をしていると、失敗はつきものです。
何事もなくいつも通りに仕事が進んでいる時にはいいのですが、忙しかったりすると自分でもまさかと思うようなミスを、ついうっかりしてしまうことがあります。
あれほどしてはいけないと、わかっていたのに……。
そんな時の自己嫌悪といったらありません。はじめてチャレンジすることで、何もわからない状態であればまだしも、してはいけないことと知りながらのミスは、我ながら本当に悔しいものです。
自分でわかっていたにもかかわらず、ついうっかりなミスをしてしまい、後から散々悔しい気持ちになってしまうような失敗を再びしない考え方をご紹介します。
失敗してしまったことは仕方ありません。こんな悔しい思いを二度としないように、このミスを次に活かしていくだけです!
決められたルールを守る
まずは、仕事をしていくうえで基本的なルールというものがあり、してはいけない、あるいは、必ずしなければならない、といったようなあらかじめ決められたルールは、必ず守るようにした方がいいですね。
自分の経験を振り返っても、失敗の多くは「これくらいであれば」というような軽い気持ちがどこかにあって、そんな気の緩みがミスにつながっていたような気がします。細心の注意を払うという言葉が示す通り、細やかな心配りはどんな時でも欠かすことはできません。
たまたま小さなミスだったことも、今回は幸運にもその程度で済んだだけです。失敗につながってしまったパターンがすでにあらわれているという時点で、程度の差を問題にすることには意味がないでしょう。
「これくらいで済んでよかった」と考えることも時には必要ですが、まずはミスのパターンを許してしまっている自分の仕事の進め方や態度を、もう一度振り返ってみてもいいかもしれませんね。
失敗してしまったことに対する反省はとてもつらいものですが、同じ気持ちを再び味わいたくないのであれば、どうするべきかはあきらかです。
自分が失敗しなければ身にしみてわからないという側面はあるのかもしれませんが、事前に避けられるのであれば、それに越したことはありませんよね。
自分で決めたルールを守る
自分の経験から導き出された経験則も大切です。仕事をはじめたばかりの頃は、失敗をしながら覚えていくことも多いですが、ある程度仕事を経験してくると、自身の失敗を通して身につけてきた、仕事のやり方や工夫などもできてきます。
自分の経験から学んだことには代えがたい知恵が詰まっているので、自分で納得した仕事をするという意味でも、自分で決めたルールも守れるといいですね。
また、自分で決めたルールを守ることは、「自分は約束を守ることができる人間だ」という自信にもつながっていきます。
自分が痛い思いをして学んだことは、意識しなくても身についているケースが多いですが、忘れないよう常に心に刻んでおきたいものです。
守備範囲をきっちり守る
決められたルールと自分で決めたルールを必ず守ることで、ミスを未然に防ぐということの前提に立ったとは言えるでしょう。
これらのルールを守りながら、自分の守備範囲をしっかり守ることを心がけていけば、仕事を進めていくうえでも、失敗を極度に恐れる必要はないと思います。
守備範囲以外のことまで気を散らしてしまうと、自分が守る範囲のことも、うまくいかなくなってしまいます。
まずは、守備範囲外のことはいったん横に置いておき、範囲内を完璧に守ることを徹底していきましょう!
そもそも、失敗してしまったことも、それが真剣に取り組んだことの結果なのであれば、うまくいかない方法を見つけたと考えれば、欠かすことのできない要素と言えるかもしれません。
する必要のない凡ミスなどは避けるべきですが、仕事を進めていったり、果敢にチャレンジしている時には避けることができないやむを得ない面もあるということは、覚えておきたいものです。
失敗やミスをしないことにあまりにもこだわってしまうと、仕事自体が小さく、窮屈なものになってしまい、ミスはしないけれど成長や進歩もないという状態になりかねません。
自己嫌悪を感じてしまうようなくだらない失敗と、進歩していくためにやむを得ない失敗とのバランスを自分の中でうまくとっていきましょう!
まとめ
してはいけないとわかっていながら、失敗をしてしまった時の悔しさと自己嫌悪は本当に嫌なものです。そんな感情を味わわないためにも、以下のことに注意していきましょう。
不注意によるミスをできる限り避けながらも、挑戦すべき時には積極的にチャレンジしていく気持ちを忘れずに、自分の仕事をきりひらいていきたいですね!
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