生きていると、いろいろなことで悩みます。
自分では考えているようでも、ただ、思いが堂々巡りをしているだけで、何も解決していないような時間も多いものです。
わかっているのに、いつまでも悩んでしまう時。
そして、いつまでも悩んでいるそんな自分が、嫌になってしまう時。
そんな時におすすめしたい考え方を今回はご紹介します。
どうやら、ただ悩んでいるだけでは、解決策は出てこないみたいです。
「悩む」と「考える」の違いに気づく
悩みに費やした時間のわりに、何も解決していないと感じるのは、誰しも経験があることではないでしょうか?
たぶんそれは、考えているからではなく、ただ悩んでいるだけだからです。
悩むとあっという間に時間が過ぎます。そして、何も生まれていません。「どうしようかなあ……」と堂々巡りを続けるだけです。考える場合は、時間が過ぎたら過ぎただけ、何かが残ります。それが結果的に間違ったことでも、とりあえず、何かやるべきこと・アイデアが生まれるのです。
引用:鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』大和書房
このように考えると、何かを悩みはじめた時に、あまり時間を無駄にしなくなります。
「何かアイデアは出てきた?」
こう自分に問いかけて、何も答えられないのなら、それはただ悩んでいるだけ、ということになるのでしょう。
悩むのではなく考える
それにしても、問題を抱えている時って、なかなか冷静になれないものです。
そもそも「悩むこと」と「考えること」の違いを吟味することなく、ただ悶々としているケースがいかに多いか、自分のことながら驚きます。
こんな考え方をすることで、自分がただ悩んでいるだけなのか、それともきちんと考えているのかということを、冷静に分析することができるようになりますね。
そして、悩むのではなくしっかり考えた場合、考えた分だけ何かが残るという視点は、自分がどのように問題と向き合っているのかという指標になり、正しい方向に進んでいるのか確認できるので安心です。
実際、考えるということを意識するだけで、「あの人に相談してみよう」とか「もっとこうしてみよう」など、具体的なアイデアが出てくるようにもなります。
まとめ
生きていると、問題を抱えてしまうのは仕方のないことです。
大切なのは、ただやみくもに悩むのではなく、しっかり考えるようにすること。
悩むことはただ時間が過ぎ去るだけで、考えることは何かが残るという視点を持つことで、問題ときちんと向き合うことができますし、時間の無駄もなくなりますね。
この指標があることで、今の自分が問題とどう向き合っているのかということを知ることができるので、自分の考えを進めていくうえで目安にもなります。
それにしても、考えたわりに微妙なアイデアしか残らない自分に、また悩みそうです。
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