会社を辞めたい。
職場の人間関係、まわりから評価されないこと、やりたい仕事ではないなど、人それぞれ理由は違っても、そんな気持ちを抱くタイミングは、誰しもあるのではないでしょうか?
苦しい時というのは、どうしても短絡的に物事を捉えてしまいがちです。そんな「仕事を辞めたい」という考えにとらわれてしまった時の考え方をご紹介します。
確かに悩ましい問題ですが、いつでも決められることを、急いで今選択する必要はありません。
辞めるのはいつでもできる
会社を辞めたいという気持ちで頭がいっぱいになってしまった時に、まわりの親しい人に相談したら「辞めるのはいつでもできる」と言われ、何だかほっとしたことを覚えています。
少し冷静になれば、そこまで極端に考えなくても、いろいろと対策や対応できることがあるものです。でも、今まで積み重なってきたものがあって、普段では気にならないようなほんのささいなことがきっかけになり、「会社を辞めたい」という抑えていた気持ちが頭をもたげてきたりします。
そんな時に「会社を辞めるのはいつでもできること」と、ちょっと一呼吸置くだけで少し楽になったりするものです。
今すぐに決断しなければ、この先二度と選択できなくなるということであれば、それは今、悩むべきでしょう。
でも、自分次第でいつでも決断できることであれば、あえて今、その決定を急いでしなくてもいいと思うのです。
辞めると考えるのをやめる
一度嫌だと感じてしまうと、その感情から離れているのは、なかなか難しいことだったりします。
自分にとって少し難しいと感じても、今は何か別のことに没頭してしまいましょう。
それが、ずっと観たいと思っていた映画でも、読みたかったマンガでも、何でもかまいません。趣味やずっとやりたかったことに夢中になる時間を確保してみてください。
「辞めたい」と感じてしまうくらい、自分を追い込んでいたとも考えられます。どうせだったら、このタイミングで徹底的に自分を甘やかしてみるのもいいかもしれません。
会社を辞めたいと強く感じているのであれば、そんな自分の思いを全部自分のために使ってみましょう。その強い気持ちがあれば、自分のために時間をつくることくらいはできるはずです。
自分が混乱した状態からは、混乱した結果しか生まれません。自分の感情が落ち着いてきたなと思えるまでは、会社を辞めたいと考えることを何とかやめてみましょう。
それから決断しても遅くはないような気がします。「会社を辞めるのが遅すぎた」なんていう状況は、そうあるものではありません。
もちろん、自分ときちんと向き合って、その場から離れるという決断が自分を大切にするうえで最善であると判断する場合もあるでしょう。その時は、少しでも早く自分のために決めるという決断もあっていいと思います。自分が元気であってこその仕事ですから。
もしも、やりたいことが思い浮かばないのなら、そんな日は早めに寝てしまいましょう。いつもよりたくさん寝ることで、翌朝目覚めたらいつもより元気になって、「会社を辞めたい」という気持ちも、自然とやわらいでいたなんてこともあるかもしれません。
いつでも自分で決められる
日々選択の連続である以上、何かを選ぶということは、物事の大小を問わず、いつも求められていることです。
会社を辞めるのか、辞めないのか、という選択は、間違いなく自分にとって大きな選択です。だからこそ、とても迷います。まして、未来のことは誰にもわからない以上、余計に悩みも深くなりますね。
そんな自分にとってとても重要な決断だからこそ、自分が混乱していない、クリアな状態で判断していきたいものです。自分が落ち着いた状態でいることを心がけることは、一見すると遠回りをしているように見えて、後から振り返ると最善の道だったりします。
今は回り道のように感じるかもしれませんが、自分が納得した決断をするためにも、自分の状態を整える時間を優先してみてください。
ここで思い出しましょう。「辞めるのはいつでもできる」ことです。
まとめ
仕事をしていると、会社を辞めたくなるタイミングはあるものです。
人によって、そのように思う理由はさまざまでしょう。もしも、嫌だという感情ばかりが先行しているようだとしたら、少し自分に時間を与えてみてください。
まず、辞めることはいつでもできることです。いつでもできることを、今、急いで決めてしまう必要はありません。いったん、辞めると考えることをやめてみるといいかもしれません。
今までやりたかったことや熱中できる趣味などに今は没頭し、自分を甘やかしてみてください。混乱からは混乱しか生まれません。少し自分の状態が落ち着くのを待ってみましょう。
人生の大事な決断だからこそ、しっかりと考えたいものです。そのためには、今は遠回りのように見えたとしても、自分を整えることを優先してみてください。
焦らなくても、辞めることはいつでもできることです。
楽しみはとっておいた方がいいですよ!
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