整然と背表紙が並んだ本棚を眺めるのが好きです。
たぶん、いくらでも見ていられる気がします。
「じゃあ、図書館なんて最高でしょうね」
そんな風に言われることが多いですが、落ち着くのは、断然、本屋さん。
不思議です。
そんなわけで、電子書籍よりもリアルな本を手に取っている割合が多いですが、それはどちらでも構いません。
電子書籍でも、リアルな本でも、読書をおすすめする理由をご紹介します。
まだまだ読書にはたくさんの魅力が隠れています。
理由1 現実逃避までの瞬発力
一番最初にこれかと思う方もいらっしゃると思いますが、その逃避への瞬発力は抜群です。
リアルな本での読書の場合、電源を入れる必要すらなく、ただ、開くだけ。
あっという間に、別世界へといざなわれます。
イノベーションが目覚ましい今日においてなお、このスピード感は侮れません。
ただ、しおりを挟み忘れていたなど、どこまで読んだのかわからなくなってしまうハプニングも時に発生しますが、それも愛嬌というもの。
むしろ、読んでいた頁を思い出さなければならないという、記憶力を鍛える脳トレにも活用できるなど、思わぬメリットも出てきます。
時に、厳しい現実がちらつき、思ったように逃避しきれない場合もあるかもしれません。そんな時は、開いたままの状態で顔にのせ、違った形で逃避してしまうのもいいでしょう。
ただし、電子書籍の場合は、デバイスの落下や破損などで、思わぬアクシデントにもつながりかねませんので、注意が必要です。
なかなかどうして、いい感じです!
理由2 主体的な思考
次は、無難なところで、考える力、思考力が鍛えられるという点です。
動画が注目される今日ですが、それと対極をなすように、あえて文字だけという、読書が持つ相手を突き放す態度には、もはや感動すら覚えます。
読み手の想像力や思考力にとことん委ねる姿勢からは、師匠が弟子に対して、厳しくも、どこかあたたかい眼差しで見守っているようでもあり、もはやその徹底ぶりには、畏敬の念すら抱きます。
こちらの心中を察してか、たまに、図や表、やさしい場合は挿絵などを、そっと差し出してくるあたりは、何ともおくゆかしい優しさを感じます。
もちろん、マンガや図鑑のようなタイプもありますが、場面のつながり、音や雰囲気など、その多くを読み手に託すことを考えれば、同じようなものでしょう。
また、動画をぼんやり見るのとは違って、読書はぼんやりと読むというのがなかなか成立し難いため、読むということには、ある程度の主体性が求められるので、そのあたりが考える力につながるのかもしれません。
ほかにもある読書の魅力
電子書籍、リアルな本を問わず、読んで知識を得るというスタイルは、まだまだ学びの基本だと考えられます。
ただし、学びのために何かを読むことが、果たして読書といえるのかどうかは、意見が分かれそうなため、おすすめする理由には入れていません。
また、純粋に楽しみのためだけに読書をするケースも想定されるので、常に知識が得られるとは限らないという点も考慮しています。
最近は動画を通して知識やスキルを習得するケースも増えてきており、より効率的に学べる面があることは誰しも経験していることでしょう。
まだまだ読書は知識を得るための重要なツールのひとつですが、決して読書だけの特権ではありません。
必ずしも本を読んでいるから賢いとは言えませんが、世間的なイメージとして賢そうに見えることはあるようです。残念ながらおすすめのシチュエーションが浮かばないのですが、とりあえず厚めの本を開いておけば、少し理知的に見えることはあるでしょう。
まとめ
読書をおすすめする理由として、まずは、素早く現実逃避ができる点です。特に本で読書する場合は、開けば、すぐなので、その瞬発力は抜群です。
次は、考える力、思考力がつく点です。読むことには、ある程度読み手の主体性が求められるため、より一層鍛えられる面があります。
電子書籍、リアルな本、どちらの読書であっても、まだまだ魅力が埋もれています。
たまには、読み手の想像力で補う世界も、ゆっくり満喫してみてはいかがでしょう。
気がつくと、夢心地です。
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